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《融合失敗》 通常罠 融合モンスターが特殊召喚された時、 その融合モンスターの攻撃力・守備力は1000ポイントダウン! さらにターン終了まで対象は効果を使用することはできない。 part16-308 名前 コメント
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――「方舟」内部仮想空間の街中に建つ、24時間営業のファミレス。 その外からすぐ見える場所にあるテーブル席に、黒ずくめの男と女が座っていた。 「こちらご注文のチョコパフェと、ブラックコーヒーでーす」 「うわあー、ありがとうございますー。おいしそう! 都会はすごいねー」 「頂こう」 かわいいフリルのついた服を着たウエイトレスが注文の品を運んでくると、 男はゆっくりとブラックのコーヒーを口にし、女は楽しそうにパフェを食べ始めた。 二人とも黒の衣装が似合っており、一見すれば親子に見えるかもしれない。 ただ、この二人だけでは不思議と違和感がないものの、 もしこの場に第三者が加われば、その第三者から見た彼らの印象は違ったものになるだろう。 「ちょーおいしいよー。久我さんも一口どうー?」 まず女の方。黒の帽子に黒の女学生服、 綺麗な黒の長髪にくすんだ赤目を持つこの少女は、明らかに上背が高い。 座っている上、対する男の身長も190近くあるから目立たないが、 立てば2m近いその身長は、ハイライトの見えにくい赤目も手伝って威圧感を与える。 魔女や吸血鬼の類と間違われてもおかしくない程度にはその外見印象は鋭利だ。 もっとも今パフェをおいしそうに食べるその姿から分かるように、 本人は自分の印象はあまり気にしておらず、性格も印象とは正反対に純朴な子供っぽいものだが。 「遠慮しておこう」 そして男の方。黒の上着に黒のズボン、 浅黒い肌に肩口までの黒の真ん中分け髪を後ろに垂らし、小物や靴まで黒い。 おそらくパンツすら黒で統一している。 パッと見の黒さで言えば、彼は向かいに座る少女よりはるかに上だ。 さらに、少女の楽しげな雰囲気である程度中和されているが、男の背負うオーラも非常に黒い。 少し余裕のある服を纏っており深くは見えないものの、肌を晒している部分だけでも、 彼が格闘家として――あるいは裏の闘士として鍛えられたことが分かる。 柔軟かつ硬度のある質のいい筋肉。落ち着いた佇まいも、風格を漂わせていた。 「えー。せっかくの祝勝会なのにー」 「祝勝会ではなく、勝利祝いだ、トヨネ。まだ我々は優勝したわけではないぞ」 そして――二人の関係は当然のごとく、ペアルックを楽しむ親子などではない。 黒ずくめの男、久我重明は、マスターである姉帯豊音が この仮想現実で行われる聖杯戦争を勝ち抜くために喚び出した、サーヴァントなのだ。 「全く……敵の只中で食事を取る豪胆さ、呆れるほどだ」 「ねーねー、これ終わったら洋服見に行っていいかなっ。お洋服、見るの好きなのよー」 「トヨネの体格では着れる服は売っていないと思うが?」 「女の子はねー、実用性とウインドウショッピングは別カウントなんだよー」 「そういうものなのか」 「久我さんの服も選んであげよっかー?」 「遠慮しておく」 「だめだよー。マスター命令ー。久我さん服装ちゃんとしたら、もっとかっこいいよー」 「クク、面白いことを言う……」 「面白いー? でもちょーかっこよくなると思うよー」 「気配遮断スキルが弱くなるが……まあ試着ならいいだろう。これが終わったらな」 「うんー。これが終わったらね!」 ニコリと笑いあう黒の男女。朗らかな雰囲気。 そこへ、先ほどのウエイトレスがせわしなさそうにやってきて、言った。 「あの、お待たせしてすいません。追加のご注文をお届けにきました」 「えー? 頼んでないよー?」 「……」 「いえ、でも――お望みなんですよね? 殺し合いを」 言葉尻までが二人の耳に入った瞬間。 世界はスローモーションになる。 「――届けにきたのは、あなたたちの死ですよ」 ◆◇◆◇ ガラスにヒビ、が入ったのを、久我重明の目は確認した。 外側から、内側に向かって。 なんらかの衝撃が加わり。蜘蛛の巣状に、闇夜と室内を隔てる薄いガラスがひび割れていく。 その中心部。から。現れたのは。足であった。音のしない、平靴の足裏。 いわゆるキック――。飛び蹴りである。 アサシンのクラススキル「気配遮断」により。攻撃態勢に移る寸前まで窓の外で、待機していた。 のだろう。 「フンッ」 足。 座った状態から。テーブルの支柱に向かって。久我重明は薙いだ。 テーブルを。支柱が即座に折れて。跳ね上げる。 板面を。丁度。差し込む。姉帯豊音と、これより彼女の方へ飛びゆくガラス片の間へ。 そうしながら。自分へと飛んでくるガラス片。一つずつ、指で弾く。 弾く。掴んで弾く。 弾く弾く弾く弾く弾く。 悠長にすぎる、行為である。 「貰った――首ッ!」 アサシンの声。 そして、 「ぐえー」。 と姉帯豊音の声。 テーブルがぶつかったか。ガラスよりマシだ。 久我重明は窓のあった方を向いた。ぎらり。光ったのは、ダガー。 キック。およびガラスの破壊は、つまり、陽動。 すでに握りこんでいたダガー。店内へと入る勢いで。久我重明の喉に突き立てる。これが本命。 できると思ったのか。この久我重明に。 「あいたた……うんー。早いねえ」 そして。 姉帯豊音に。 「おっかけるけどー。とおらばー、リーチ」 ――マスターがそう詠唱した瞬間、久我の体感時間はさらに引き延ばされた。 敵に先手を取らせてからでも先手を取り返せるスキル――「追い込みの美学」の発動である。 もともと久我重明が持っていた高い見切りの能力は、 姉帯豊音がマスターとして自身の能力「先負」を注ぎ込むことによってスキルの域となり発現した。 相手アサシンからしてみれば、不可解にすら思えただろう。 ガラスで目をくらまし、ダガーで暗殺しようと思ったら。 次の瞬間には久我重明の拳が、自らの顎部を打ちぬいているのだから。 顎。への、何の変哲もないストレートな突きだ。 しかしほぼ水平に飛び込んできた相手に対してこの一撃。アッパーに等しい。 そして久我重明の拳は破壊の属性を持っている。 見よ。名も分からぬアサシンの顎は、今やW字に凹んでしまっていた。 相手のダガーは左で相手の腕をずらし回避済み。 それはソファーに突き刺さる。スポンジに何か染み込む音。毒塗りの刃か。 やはり毒使い。だが、甘い。 「なんで」 呆然と。パフェとコーヒー。 先の食事に速功性の麻痺毒を仕込んだのだろうウエイトレスが、奇襲を捌かれて疑問の声を上げた。 ばらばらばら。飛散したガラスが床に落ちると共に、時間間隔が元に戻っていく。 顎を砕かれたアサシンも床に落ちた。すでに意識はない。騒ぎにNPCが逃げ惑う中、 久我重明は言った。 「飲むフリをしていただけだ」 「……!?」 「気を修めている。嫌な匂いは少しばかり分かる。カップに口をつけていただけ」 「……ッ!! で、でもそっちの女はパフェを」 「食べたよー。アイスの部分だけ、ね」 身体に覆いかぶさったガラスまみれのテーブルを跳ねのけ、姉帯豊音は間延びした声。 「アイスだけ……!?」 「NPCの大量殺戮は禁止でしょー。そしたら、ファミレスのアイスサーバーに毒を入れたら危ないよね。 毒を混ぜるなら、チョコソースだよー。だから、ソースだけ避けて食べてたの」 「んなっ」 「前にみんなと一緒にファミレス行っておいてよかったよー。アイスサーバーって、ちょーすごいよねー」 つまり、ウエイトレスとアサシンの奇襲は最初から予測されていたのだ。 わざと罠にかかったふりをして、追い込みの美学で返り討つための――いや、 むしろサーヴァントと二人でこんな無防備を、さも狙ってくださいといわんばかりに晒してたところから。 もっと言うなら、このファミレスに敵がいることさえ、見破られていた? どこから? どこから目の前の二人は、自分を殺すつもりだった? 「あっ、アサシンッ!! 令呪を以って命ずる、起き――」 「悪あがきはよくないよー」 ぐさり。鋭いカカトがアサシンの喉に入った。 久我重明の残酷な一撃はアサシンの喉を折り、絶命させるに十分なものであった。 アサシンは絶命した。 本来、アサシンのサーヴァントは。 初撃を躱され、敵に発見されれば、あまりにも脆い。 「……あ……」 ウエイトレスは現実を直視し、言いかけていた言葉を宙ぶらりんで霧散させ、 ただすべての望みが絶たれた表情をしながら、先ほどまで殺そうとしていた二人を仰ぎ見た。 仰ぎ見るしかないのだ。 黒ずくめの二者は、ウエイトレスよりはるかに高い。 身長も。能力も、そして、覚悟も。 「あた……あたしの、願い、が……」 「さて。終わったぞトヨネ。早く」 「うんー。ねえ。サイン、くれるかな?」 「……え……?」 長い黒髪の女の方が、突然サイン色紙とペンを取り出して、ウエイトレスに向けた。 「なっ……何を言って……サイン?」 「うん、サインだよー」 意味が理解できないウエイトレスが問うと、 さもそれが当然であるかのように姉帯豊音は繰り返し、そして続けた。 「倒した人には、サインを貰うことにしたんだよー。……倒したことを、忘れないように」 「……あんた……ばっかじゃ、ねーの」 「ちなみにあなたで3枚目だよー」 「あー……そりゃ勝てないわ……」 サーヴァントを失ったマスターは消滅する。 しかしその前に、姉帯豊音はマスターにサインをねだるのであった。 忘れないように。自分と同じように願いを持っていた人の存在を、忘れぬように。 ◆◇◆◇ 「場所を変えるぞ、トヨネ」 「うんー、そうだね。少し目立ちすぎちゃったよー。まさか外から飛び込んでくるとはねー」 「洋服屋はまた今度でいいな? 闇に紛れる必要がある」 「さすがに騒ぎを起こしたあとにウインドウショッピングは楽しめないよー。久我さんも、消えてー」 「うむ」 久我重明はアサシンのクラススキル、気配遮断で闇にまぎれる。 黒ずくめの二人は裏路地を駆ける。 ファミレスから遠ざかる。行き先は未定だ。 姉帯豊音は貰った3枚目のサインを鞄にしまうと、なるべく音を立てぬよう、走る速度を上げた。 「……勝ち抜くんだよー。そして、帰る。みんなのところへ」 夜闇へと消えながら小さくつぶやいた大きな少女を、中天の大きな月が見下ろしている。 【クラス】 アサシン 【真名】 久我重明@餓狼伝 【パラメーター】 筋力C 耐久B 敏捷A 魔力E 幸運C 宝具E 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:D+ 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 黒ずくめの衣装のおかげで夜の間のみ2倍の効果(Bランクと同等)を得る。 【保有スキル】 追い込みの美学:E 敵に先手を取らせ、その行動を確認してから自分が先回りして行動できる。 本人の持つ見切り能力にマスターである姉帯豊音の「先負」の能力が混ざった結果得たスキル。 単独行動:C マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。 Cランクならば1日は現界が可能。 黒の空手:A+ 闇の空手家、久我重明が極めた破壊に特化した空手。攻撃部位に与えるダメージを上昇させる効果があり、 久我を相手にするサーヴァントは耐久のステータスに1~2ランクマイナス補正がかかる。 また、ダウン中の相手の顔を踵で踏みつけるなど、残酷な攻撃方法を一切ためらうことがない。 【宝具】 『戦友の影(フレンドシャドウ)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:なし 最大補足:なし 通常久我重明は宝具を持たないが、 マスターである姉帯豊音の「友引」の能力が混ざった結果この宝具が発現。 周りにマスター以外の味方がおらず孤立無援な場合のみ、 久我重明が知る歴戦のファイターの影を召喚する。久我と仲が良いほど再現度が高い。 【weapon】 己の培った肉体と技が彼の武器である。 【人物背景】 闇の空手家、久我重明。 必要なプロフィールはすでに見せた。これ以上は見せぬ。 原作は獅子の門という小説で漫画ではゲストキャラ。対戦格ゲーでは中堅上位キャラ。 「餓狼伝(板垣版)」9巻~10巻にてチャラ男と戦った。妙に格がある。 20の動きから3だけ引いて寸勁が使えたり、寸止めの神山さんと仲が良かったり。 【サーヴァントとしての願い】 特になし? 豊音が強く力を求めたので黒ずくめ繋がりでやってきた。 黒ずくめフェチなのかもしれない。 【基本戦術、方針、運用法】 典型的な肉弾系アサシン。たぶん正しく奇襲するのがベター。 今回みたいな待ちの戦術は危険なのであまりやるべきではない。 おそらく今回は、追い込みの美学の効果を試したのだろう。 戦友召喚はグレート巽か神山さんあたりが再現度高くて強い、と思う。 【マスター】 姉帯豊音@咲-saki- 【参加方法】 不明。巻き込まれたのかもしれない。 【マスターとしての願い】 勝ち抜いてみんなの所(宮守)に帰る。 有名人がいたらサインをもらう。倒した人にもサインをもらう。 【weapon】 なし 【能力・技能】 麻雀スキル。六耀にちなんだ能力を持ち、 そのうち「先負」「友引」の能力はサーヴァントにも反映された。 【人物背景】 身長197cmを誇る岩手・宮守女子の雀士。黒の帽子、黒の制服、黒髪に赤目、 吸血鬼か何かと思われる見た目だが私服まで黒いわけではないし人間。 間延びした声でミーハーなことをかわいらしく喋る。サイン厨でもある。 麻雀能力を使うときに明らかに魔術的な黒オーラが出ている。 残念ながら、六耀能力の他4つはまだ詳細不明。 【方針】 とりあえずファミレスからは離れる。久我さんが格闘技教えたら強そう。
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登録日:2009/10/05(月) 02 38 06 更新日:2024/04/14 Sun 23 11 26NEW! 所要時間:約 19 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON Zero stay night アサシン サーヴァント ザバーニーヤ ハサン・サッバーハ ハートキャッチ 不遇 人気 今日もどこかで仮面が割れる 仮面 全員で一つの名前 呪腕のハサン 妄想心音 暗殺者 気配遮断 EX 真アサシン 稲田徹 空気キャラ 裏方 \アッサシーン/ もとより暗殺者(われら)は影に潜むもの。 そのような役割に選ばれる英霊など、初めから存在しない。 『Fate/stay night』に登場する、第五次聖杯戦争での本来の暗殺者のサーヴァント。 CV:稲田徹 『Fate』シリーズ全体における「アサシンクラスのサーヴァント」については、こちらの項目で。 ●目次 ○データ ○概要 ○真実 ○人物不遇ポジション ○戦闘能力◆宝具◇妄想心音(ザバーニーヤ) ○本編での活躍「Heaven's Feel」(間桐桜ルート) ◆『Fate/Labyrinth』 ◆『タイガーコロシアム』 ◆『Fate/Grand Order』性能(呪腕のハサン) 人物(呪腕) 第一部第六章「神聖円卓領域キャメロット」 その他のイベント ○データ ◆ステータス プロフィール 身長:215cm(この身長は自己改造分も含む) 体重:62kg 誕生日:不明 血液型:不明 イメージカラー:白(月光) 特技:隠密、忍耐、スリ 好きなもの:自分用のダーク、忠義、寝正月 苦手なもの:自分以外 天敵:自分以外の歴代ハサン18名 属性:秩序・悪 パラメータ 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 B C A C E C ◆クラス別スキル 気配遮断:A+ 完全に気配を断ち、発見することは不可能に近い。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ◆保有スキル 投擲(短刀):B 短刀を弾丸のように放つ能力。威力はアーチャーの矢に匹敵する。 風除けの加護:A 風の魔術に対する耐性。 砂漠で活動する事の多いハサンにとって、暴風(ジン)避けの呪いは必須。 作中では風王結界を無効化した。 自己改造:C 自身の肉体に異なるモノを付加する。ランクが高い程、正純の英雄から遠ざかる。 真アサシンは悪魔の右腕を自身に付け加えている。 ○概要 顔に髑髏の面をつけた、長身で全身黒タイツの男。 体格は筋肉質とも骨が浮き出たガリガリとも言い難く、どこか不気味で異質。 登場当初は死神のような黒いローブを見に纏っていたが、セイバー戦でいつの間にか脱げていた。 劇場版では終始ローブ姿のまま活動をしており、黒タイツ姿を晒す事は無かった。 最大の外的特徴は「自己改造」スキルで得た、恐ろしく長い真っ赤な「悪魔の右腕」。 この腕はシャイターンの右腕を改造により自身に付け加えたもの。普段は折り畳まれた腕を黒い布でグルグル巻きにして隠している。 宝具の真名開放により赤い腕が露出し、一直線に対象の胸まで伸びていく。 当初は外法召喚が原因でカタコトでしか話せないオツムの弱い子だったが、ランサーの心臓を食らうことで大幅パワーアップして尚且つオツムが成長する。 この時の成長前と成長後の稲田氏の絶妙な演じ分けは是非注目していただきたい。 ○真実 真名はイスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の一人「ハサン・サッバーハ」。彼はその歴史の中で1273年頃に在位していたとされる。 ハサンは襲名制という都合上、後のシリーズに登場するハサン達との呼称の区別のため、『FGO』にて「呪腕のハサン」という二つ名が設定された。 マスターは間桐家当主である間桐臓硯。 第五次聖杯戦争ではアサシンの座に佐々木小次郎がいるが、あちらはキャスターの不正召喚によるイレギュラーなアサシンであり、元来呼ばれるべきアサシンとは、この真アサシンのことである。 冬木の聖杯戦争で召喚されるアサシンは「アサシンと言うクラスそのもの」が触媒であるため、その全てがハサンとなる。 何故かというと暗殺教団「山の翁」の長が代々「ハサン・サッバーハ」を襲名した結果起こった状況であるため。(*1) また、切り札たる宝具の読みは全て「ザバーニーヤ」。自らの奥義を共通する名前に隠しているとされる。 【各作品に登場する色んなアサシン】 ◇『空想電脳』のハサン(Fate/hollow ataraxia) 「夜の聖杯戦争」で第三次聖杯戦争に参加したと思われるハサン。 子供のようなサイズだがその敏捷性はやはり異常で、バゼットのラッシュを平然と躱してのけ、 逆にパンチを繰り出した彼女の腕にひょいと乗るや、唖然とする彼女に手を伸ばし、宝具『空想電脳』(ザバーニーヤ)で殺害した。 ちなみにこの宝具は「敵の脳を爆弾に変えて起爆させる」というもので、バゼットは生き返った直後、その時のことを思い出して気分を悪くしていた。 なお、マスターは人形遣いだったという。 ◇百の貌のハサン(Fate/Zero) 第四次聖杯戦争では19代目の「百の貌のハサン」が登場。 詳しくは該当項目へ。 ◇静謐のハサン(Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ) 『Fate/Prototype』の前日譚であるこの作品には体液すべてが猛毒である「静謐のハサン」が登場。prprしたら余裕で死ねる。 詳しくは該当項目へ。 ◇初代ハサン“山の翁”(Fate/Grand Order) 初代の山の翁であり、「初代にして最後の翁」と歴代のハサンからは呼ばれる。 2代目以降の襲名により名乗られる「ハサン・サッバーハ」ではなく、本来の意味で「ハサン・サッバーハ」の真名を持つ者。 詳しくは該当項目へ。 ◇煙酔のハサン(Fate/Grand Order) キャラとしては未実装だが第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』で登場。 碌に実力も見せることもなく退場したが、実際には歴代ハサン・サッバーハの中でも「暗殺技術は初代に次ぐ」と称される程の指折りの暗殺者で、 世界を「酔わせる」ことで敵の攻撃と自分自身を煙のようにかき消してあらゆる攻撃を透過する宝具「異想追憶」の使い手だったと別の作品で明かされている。 ◇アサシン(Fate/strange fake) 正確にはハサン・サッバーハではなく、名前すら与えられず、狂信者と言われた女性。 ハサン・サッバーハではないため、髑髏の面をつけておらず、素顔がある。 『百の貌のハサン』と同じ時代に生きた女で、生前はアサシン教団の中でも狂信者と言えるほど異常に高い信仰心を持った信者だった。 ハサンを目指して凄まじい修練を重ねた結果、歴代ハサンの全てのザバーニーヤを再現できるほどの実力を有したが、所詮はパクリという事でハサンを継ぐ事はできなかった。 尚、百の貌の「妄想幻像」は同世代だった為、会得の為の修練をしておらず使用できない。 選ばなかった理由には数年で全てのザバーニーヤを会得した彼女の愚直さ、その才能を恐れた事や、暗殺者でなく戦士としての側面が強い事が理由らしい。 実際2巻ではアサシンのクラスなのに正面から敵陣に乗り込んでいたりする。更に言うとザバーニーヤを多数の人前で大盤振る舞い使う時点で歴代のハサン・サッバーハを冒涜している。 聖杯や歴代ハサン達を惑わす聖杯戦争そのものこそ嫌っているが、異教徒に対しても敵意を向けられない限りは殺人は行わず、「将来同じ宗派になるかもしれない」として改宗をすすめる程度に留まるなど良心的。 彼女自身はハサンに選ばれなかったことに自分のまっすぐすぎる性格という事情もあったとは露にも思わず、ひとえに自分の信仰心や能力が足りなかったせいだと思っている。 サーヴァントとして召喚されたが、イスラムの神は杯など持たないとして召喚したマスターのジェスターを殺害。 以後は異端の魔術師を排除し、かつての長たちをも惑わした『聖杯戦争』そのものを破壊するべく行動する。 ……ちなみに、同じく召喚されたランサーのエルキドゥとは、天敵と言ってもいいレベルで相性が致命的に悪い。 なぜかと言うと、エルキドゥは近距離での同ランクまでの気配遮断スキルを無効化する『気配感知(A)』スキルを保有しており、そして彼女の気配遮断スキルランクはA-。 アサシンの持ち味である気配遮断スキルが、エルキドゥ相手には完全な死にスキルになってしまうのである。 そのため暗殺を狙うのはほぼ不可能であり、かといって今作最強レベルの実力を持つエルキドゥに真正面からのガチンコを挑むなど、無理ゲーにも程がある。 2巻ラストではよりにもよってそのエルキドゥが拠点にしている森へと足を踏み込んでしまった……先行きがあまりに不安である。 ◇真アサシン(Fate/strange fake) 『strange fake』2巻ではなんとクラス欄に「真アサシン」と表記された2体目のアサシンが登場。 影灯籠:ランクA 影と同化し暗闇から魔力を得る事ができ、令呪を用いられなければマスターへのステータス隠匿も可能 気配遮断:ランクEX 世界そのものと同化。攻撃に転じる時はA+にダウン のスキルを保有する。 この2つのスキルが凄まじく、これにより世界と影に同化する事ができ、 なお且つ影灯籠によって、暗闇にいる限りマスターの魔力供給は不要で姿は見えず気配を感じず消費魔力は低燃費の可能性も秘めているサーヴァント。 そのため召喚時にはマスターも姿形を認識できず魔力が通じ合っているのかすら分からなかったため召喚に失敗したと思い込むほど。 初めての会話シーンも暗闇の中にまぎれて登場しいつの間にかマスターの背後に回り、信念を問い、 また暗闇に消えてゆくという純粋な暗殺者らしい雰囲気と死神の如き大物感を漂わせている。 SNでは活躍はしたものの他の人物たちに良いところをもっていかれ、 Zeroでは活躍できるスペックをもちながらも活躍できず、 Apoでは登場すらできず、 CCCではAUOジョークのネタにされる等、 いまいち活躍に恵まれなかったハサン界に現れた超新星。 上述した通りアサシンの天敵であり暗殺不可能と思われていたエルキドゥにすらも暗殺を仕掛けられるという、思わぬダークホースの出現である。 女アサシンとの絡みを含めて今後の活躍が期待される。 ちなみに後書きによるとステータス自体は歴代ハサンよりは低めらしい。 また、登場こそしないが、イスラムと敵対したことがあるリチャードが、当時のハサンについて語る場面がある。 戦場に乱入してきた死徒を討伐するために、リチャードや彼の好敵手と共闘したそうだが、 狂信者によれば戦争後に「リチャードは恐ろしい」と周囲に言いまわっていたらしく、そのエピソードが彼女の世代まで語り継がれるほどにリチャードを恐れていた様子。 同胞のためとはいえそんな男と共闘するあたり、仕事に私情を挟まない人物だったと推測できる。 ◇耀星のハサン(Fate/Grand Order) オーディオコール奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』にて登場。静謐のハサンの先代のハサン・サッバーハ。 一人称は「オレ」の少年で、努めて冷徹にして怜悧な言動を心掛けている一方で、感受性の「最後のかけら」を暗殺者の長となってなお拭い去れず、 ドライな言動の節々に面倒見の良さが見え隠れする。 如何なる事情か、本来はアヴェンジャーのクラススキルである「忘却補正」のスキルを所持しており、かつて召喚された時の記憶を持ち込んでいる。 ◇『Fate/Apocrypha』 14騎が競う聖杯大戦においては、残念ながら微塵もハサンの出番は無い。 この世界では冬木の大聖杯が強奪されたことで聖杯戦争の儀式法が大部分流出してしまい、世界各地で最大5騎規模の亜種聖杯戦争が多発している。 その過程で、19人全てのハサンの能力は完全に露呈してしまった(この頃は初代ハサンの設定が無かったため、この世界の初代ハサンがどうなっているのか不明)。 が、マスター殺しのプロたるハサンはそれでも尚脅威であり、 まずこのハサン対策、そしてハサンを引いた人間はハサン対策をどう掻い潜るかが、聖杯戦争の第一段階における目玉となっている。 下手すれば接近戦に持ち込まれて即敗退するが、亜種聖杯戦争の中には、たった3日でハサンとそのマスターが全マスターを殲滅して優勝したケースもあるという。 今、ハサンが熱い。 ……が、今度は逆に、対策され尽くしたハサンから、敢えて抜け出す別の博打に出る者も出てきた。 このハサンは「(聖杯に絡む)西洋基盤に基づく英霊」の中から、「暗殺者という概念ないし単語そのもの」を触媒にしているために、 暗殺者クラスでは決まって彼ら19人のうちの誰かが召喚される。 しかし、召喚の際に詠唱を工夫し、更に具体的な触媒を用意すれば、別の暗殺に長けた英霊を召喚することも可能。という裏技が発見された。 そんな訳で、この聖杯大戦における彼らの出番は無かったという訳である。 やはりハサンは熱くなかった。 ちなみに『Fate/EXTRA CCC』にて「アーチャー」は最高のクラスと断言した人によれば、 「ハサンとはサーヴァント界一不遇な者の名」 らしい。 おまけのこの人には「破産」と「ハサン」をかけた実に下らない(言った当人はセンスがあると思っている)AUOジョークのネタとして使われた。 まあぶっちゃけアヴェンジャーのアンブッシュで即死させられた慢心王が何を言ってるんだっていう話でもある ……え?ハサンより暗殺上手そうなアーチャーがいるって?知らんなあ。 ○人物 数百年の妄念か。私には理解できぬが──── 魔術師殿は、この私のマスターに相応しい。 よかろう。人として扱われなかったモノ同士、共に永遠を目指すとしよう──── 今回聖杯戦争の召喚に応じたのは、間桐臓硯の目的「不老不死」が自身の目的と似通っていた為。 聖杯にかける望みは、生前捨てた自らの顔と名前を取り戻し、一人の「ハサン・サッバーハ」として己の名前を永遠に残す事。 一見意思疎通なんて到底不可能っぽい外見だが、実際はマスターを絶対に裏切らず、命令には忠実で義理堅い性格。(*2) だからといって決して彼が善人という訳では全く無いのだが、自分自身に課したルールは必ず守り通すため、真アサシン自身は悪人であっても外道では無い。 臓硯の悪行に文句も言わず感情も持ち込まず、淡々と手を貸すのもそれが「マスターの命令」であり、あくまで「仕事」として行なっているからである。 皮肉なことに、マスターとの関係は第五次参戦サーヴァントの中でもトップクラスに良好であった。 そのため、「英霊の格は低いが、仕える者としては間違いなく一流」と評される。ある意味彼こそ本当の意味で「Servant(召使い)」だと言えるかもしれない。 不遇ポジション と に か く 不 遇 。 登場するのが桜ルートのみである為、『SN』に登場するサーヴァント達の中で最も影が薄いと言ってもいい。なにもそこで「気配遮断」スキル発動しなくても…… 同ルートの映像化が長らく行われなかったため、「映像媒体で稲田ボイスで喋って動く真アサシン」が観られたのは2017年の劇場版公開まで待つしかなかった。 更に『hollow ataraxia』では五次英霊の中で、唯一の未登場。(花札の絵柄では登場したが) 格ゲーの『unlimited codes』では五次英霊の中で、やっぱり唯一の未登場。 『プリズマ☆イリヤ』シリーズでも、五次英霊の中で唯一クラスカードとなっておらず、(*3)あのお祭りアニメである『Carnival Phantasm』ですら出番は一瞬ポッキリで、台詞すら無い。 しまいには姿が似ている上に先に映像化された『Fate/Zero』の影響で、各方面からザイードさんと間違われる始末。 おまけに『カプセルさーばんと』では百の貌のハサンにポジションを奪われる。 ……などなど、真アサシンの不遇伝説を語り出せばキリがない。 こうしてアサシンどころかハサンの中でも不遇枠と言う型月ファンからの印象で彼のイメージは固定され続けていた…… ○戦闘能力 素早い身のこなしから繰り出す、不意打ち・闇討ちなどが主戦法。これぞ絵に描いたようなアサシンといった感じ。 主武装は「ダーク」と呼ばれる黒塗りの短刀。 これを闇に紛れて正確に投擲するため、視界でその軌道を捉える事は非常に難しい。 また投げたダークは愛着か戦闘後全て拾って回収してるらしい。かわいい だがしかし、文字通り暗殺を主体とし、正面きって戦闘する訳じゃないので当然といえば当然なのだがぶっちゃけ全サーヴァントの中でもかなり弱い。 その弱さはパラメータ上は大きく勝っているアーチャー相手に白兵戦で歯が立たない程。 劇中ではセイバー、ランサーなどの強豪を破ってはいるが、その全てが影の協力と不意打ちによる勝利である。 更に、霊格がかなり低い英霊なので、サーヴァントに選ばれるような英霊の大半が備えている再生能力の類も持っていない。 その代わり、ハシシ(*4)を用いて痛覚をなくしている。 それでもアサシンとしての意地か、「佐々木小次郎相手なら確実に勝利を納めることが出来る」と作者に言及されている。 小次郎が変則的に召喚された亡霊な所為で、呪いの類である彼の宝具への耐性が他のサーヴァントに比べて圧倒的に低く、防ぐ術が無いからである。 ただし、ただの幽霊である小次郎は心臓を破壊されてもすぐには死なず、「燕返し」で相打ちに持ち込まれる確率も高いとか。 結局、単体で完勝できるサーヴァントはいないという涙目っぷりである。 ◆宝具 ◇妄想心音(ザバーニーヤ) 心得た。 魂なぞ飴細工よ。苦悶を零せ―― 『妄想心音(ザバーニーヤ)』!! 疑似的に作り出した鏡像の心臓を握り潰すことで、対象の心臓も握り潰す。呪いの藁人形に近い呪殺宝具。 暗殺に用いるには非常に強力でありサーヴァントが防ぐには、高い魔力のランクかもしくは幸運のランクが必要。 ゆえにどれだけ防御力が高かろうが、どれほど素早く動けようが、どうあっても対処は不可能とのこと。 言峰曰く、呪いへの耐性でも対抗は出来る模様。 呪いへの耐性に繋がる霊格の高い相手には効きにくいようで、特に高い神性を持つ英霊や幻想種の類(*5)宝具を使用すると、効かないばかりか逆にダメージを負ってしまうこともある。 (作中で神性:Bのランサーを殺しているが、呪腕でランサーの心臓を直接引きずり出したため、鏡像の心臓を潰す呪殺が神性:Bに対して有効なのかどうかは不明。) ○本編での活躍 「Heaven's Feel」(間桐桜ルート) 前述の通り、本編では桜ルートにのみ登場。 元々は別のマスターが真アサシン(このハサンかは不明)を召喚しようとしていたが、本編開始より少し前にキャスターが違反召喚するために殺害していたらしい。 序盤にて、佐々木小次郎を媒体に間桐臓硯が外法をもって召喚した。この所為でこのルートにおいての小次郎は、士郎たちとは一度も相見える事なく消滅している。 存在に気付いたランサーと柳桐寺境内で対峙するが、柳桐池へと誘い込み、桜の影を利用して罠に嵌め、「妄想心音」を使い勝利する。 抜き取ったランサーの心臓を喰い、パワーアップを果たす。 だが、倒す際に呪腕を使ったのが後々の伏線になる。 セイバーとも桜の影と地形を利用したとは言えども善戦、これに勝利。 終盤、イリヤを救出するためにやってきた言峰綺礼、衛宮士郎を追撃。 殿を務めた言峰と刃を交戦、終始有利に戦いを進めるも最後の最後で言峰に宝具の能力を逆手にとられて宝具が不発。 黒鍵で動きを止められてしまった。 そしてやっとこさ臓硯のもとに戻ったと思ったら、今までの活躍は何だったのやら、実に呆気なく黒桜に殺され物語から退場しまった。 なお、よく勘違いされるがコンマテによると葛木宗一郎を殺害したのは彼ではなくキャスターの模様。 どうやら臓硯の策略にかかり殺してしまったらしい。 尤も、具体的にどうやったかはきのこも考えていないとか(後の映画版や漫画版では補足された)。 因みにコレで本領である暗殺も出来ていないことが判明したりしちゃってる。つくづく不遇である。 劇場版では展開がアレンジされた結果、活躍・戦闘シーンが増えた。 特に第一章ではランサー相手に新都の高速道路やビル群を巻き込んだ大立ち回りを展開。同作におけるベストバウトシーンとして評価が高い。 また、原作では不可能だった葛木の殺害に成功しているほか、キャスターに瀕死の葛木を盾に破戒すべき全ての符を使わせ「アサシン」との契約を解除させている。 ◆『Fate/Labyrinth』 外伝作品の『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』の外伝、『Fate/Labyrinth』ではこれまでの不遇な扱いから一転、メインキャラに大抜擢。 外伝とはいえ、Fate各世界観の垣根を超えた作品の中からFateの顔セイバー、CCCにも出演したニヒルな人気者アーチャー、 魔術師としての技量なら現在でもサーヴァント随一のキャスター(Fate)と共に選ばれたのは正しく名誉と言えよう。 ちなみに彼が選ばれたのは、RPGでいう「盗賊(シーフ)」のポジションとして選ばれたかららしい。 作中でも愛歌&セイバーコンビと他のサーヴァントの共闘の橋渡し役を担ったり、アーチャーとは役割り的にも気が合うのか絶妙なコンビネーションを発揮したり、 原作でまさかの格上キラーとして活躍した妄想心音も健在で人が変化した魔物とは言え次々と心臓を抉り出したりと大活躍。 仕事人な性格と戦闘面での実力が今まで以上に描写される事となった。 さらにはもう一人の主人公と言うべき少女から「英雄」「高潔なひと」「天使」と絶賛されるなど今までの鬱憤を晴らす評価ぶりである。 ◆『タイガーコロシアム』 「たいコロ」では最もマトモな人、であり被害者。 正義の味方ジャスティスハサン。 「この頃流行りの暗殺者~ 背骨の浮き出た暗殺者~ どっちを向いてもハサ……ん?」 ◆『Fate/Grand Order』 前述したとおり『FGO』にて「呪腕のハサン」という名称で実装。 レアリティは☆2、Arts 1/Quick 3/Buster 1のアサシンのテンプレ構成。宝具はQuick属性の単体宝具となっている。 ストーリー上では序章特異点Fにシャドウサーヴァントが出現する……、が、ぶっちゃけるのならば本編同様かませの扱いでありあまりぱっとしない。 性能(呪腕のハサン) …が、その性能は低レアでありながら非常に使い勝手が良く、FGOにおけるレアリティ詐欺枠の一角に位置している。 特に霊基再臨三回目にて修得する、クー・フーリンの矢避けの加護と同系統のスキル、風避けの加護(3回回避&スター発生UP付与)が非常に強力。 あちらと同様に「とりあえず回避」といった形で気軽に使えるため非常に便利で、このスキルのおかげでHPが倍近いような高レアと共に戦って彼だけ生き残ることも珍しくなく、強さの源となっている。 それ以外のスキルも回転率の良いスター発生、クリティカル威力UPと無駄がない。 そしてもう一つの決定的利点が、敵単体を高確率で即死させる宝具を持つこと。 実はこの「高確率即死」効果を持つ宝具の使い手は非常に少なく、彼の他には初代様と魔眼使い、対象を限定される上姉様の3名だけ。スキル込みで実質高確率即死宝具を使えるのも魔眼使いの別人格と鏡持ちの二人が増えるだけであり、彼(女)らより若干確率が低いとはいえ低レアリティでは彼だけの専売特権。 オーバーチャージで更に即死確率を上げることが可能で、流石にサーヴァントには通りづらいものの本作にはサーヴァント以外の強敵(例・デオンクエのHP6桁の亡霊)もごまんといるためそれらを相手にするには心強い。 本来人間にしか効かないはずなのだが、今作ではドラゴン、キメラ、ワーウルフ、はては心臓のないはずの機械やらゴーレムやら既に死んでいる亡霊やらゾンビやらまで即死させてくれる。 一体何を引き抜いているのか…あとゲイボルクより心臓を貰い受ける確率が高い また、即死を外したとしても単体宝具であるため威力もそこそこ高い。 2015年11月5日のアップデートでQuick、クリティカルスターの強化が行われたため即死狙いでなくともクリティカルスター発生要員としての運用も可能になった。 礼装は宝具連発ならば天の晩餐、ハロウィン・プチデビルが、Quick強化ならばイマジナリ・アラウンド、ガンドがお薦め。 ☆2でありコストが4と低いため、様々な礼装で補強できるのも彼の魅力である。 2018年8月3日(*6)に「投擲(短刀)」スキル強化がなされ、獲得するクリティカルスターの数が増えただけでなく、ターン終了時に同じ数だけクリティカルスターを獲得する様になった。 発動ターンだけでなく次のターンにもスターを供給出来るようになった為、風避けの加護による場持ちの良さも併せてスター供給役としての仕事に磨きがかかる良強化となった。 さらに、このスキル強化後は名前が変化し「投擲/回収」となる。 前述した「投擲したダークを戦闘終了後に回収している」と言う設定がまさかの再利用を経て実用性の高いスキルに昇華された事に驚いたマスターも多かった。 更にその3年後の2021年8月3日には宝具強化が実装され、威力アップに加えて即死成功時に攻撃力アップ(3T) NPリチャージが追加された。 特にリチャージ量は破格の50%なので味方次第では連射も視野に入る様になり、即死が刺さる相手には一層強くなった。即死が刺さらない相手であっても威力アップの恩恵は大きいため完全には腐らない良強化を受けた。 元ネタはおそらく原作にてランサーの心臓を喰らって強化された場面だろう。 弱点は低レアゆえのステータス、特に攻撃力の低さであるが、スキルや宝具である程度は補えるためそこまで気にならないだろう。いっそのこと星出し要因と割り切れば攻撃力不足も気にならなくなる。 もう一つの弱点というか難点としては、第三段階の霊基再臨およびスキル上げに何かと需要の多いレアアイテムである『無限の歯車』を使用するところか。 第四特異点実装以後は手に入りやすくはなったものの、それでも出ないときにはとことん出ない。 まあ、ぶっちゃけ大体のサーヴァントの第三、第四段階の霊基再臨ではレアアイテムに頭を悩まされるので、これに関してはハサンだけの難点ではないとも言えるが。 第一特異点と第三特異点ではワイバーンを始めライダークラスの敵が大半を占めているために佐々木小次郎同様、手に入れやすい低レアアサシンであるために大活躍してくれる。 フレポガチャで手に入るためにお財布に優しく入手も比較的容易であるため、初心者から上級者にまでオススメなサーヴァントとしての地位をFGO初期から現在まで不動のものにしている。 人物(呪腕) キャラクターマテリアルでは、『戦闘力はともかく仕える者としては間違いなく一流』と太鼓判を押されおり、 実際に絆レベルが上がるとマスターの工房をこっそり掃除してくれたりと気さくで忠義心の厚い面を見せてくれたりもする。 また幕間の物語ではローマの治安を護る必殺仕事人ジャスティスハサンとしてローマ皇帝に絶賛された。 ……ちなみにギルガメッシュに関しては、「すぐに裏切る不埒者故、すぐに契約を切るべきですぞ!」と、 (面識はほぼないのだが)相当嫌っている様子。…まあCCCであんなこと言われれば、ねえ…? 性能・キャラクターの両面で、上記のように不遇の代名詞とまで言われたハサンの印象からすればとても信じ難い好評を得ることとなったのだった。 第一部第六章「神聖円卓領域キャメロット」 そして満を持して第六章「神聖円卓領域キャメロット」にて、味方側のキャラの一人として大抜擢。 その良識ぶりでパーティーの先導や緩衝材として良い人ぶりを遺憾なく発揮し、山の民を守る山の翁としての面目躍如を見せた。 同様に召喚された他のハサンがチョロいドジっ子や色んな意味でメンタルの危うい子だったりするのでことさらその渋さが際立つ。 また、これまで明かされなかった「呪腕のハサン個人の来歴」にも触れられており、 若さから自分の名を山の翁の一人として歴史に残してみせようと躍起になり、顔や名前、愛した女さえも捨てて山の翁となったのだという。 山の翁となるには他の者が持たない独自の才覚が必要となるが彼にはそれがなかったため、それを外から補おうと試みた結果が宝具である移植したシャイタンの腕であった。 なお、移植の副作用として通常の食物などをあまり受け付けない体になっているとのこと。 聖杯に唯一のハサンになることを願っているのは、 「自身の名を残したいがために当代のハサンになった結果、何人ものハサンの一人に埋もれるいう境遇に陥ってしまうとは思ってもみなかった」という理由らしい。 最終手段としてシャイタンの腕を制御している呪いを解除し、捕まえた相手と自分を腕に喰い殺させるということも可能ということが判明した。 ただし、これによって腕はハサン本人と相手を取り込み、魔神シャイタンとして受肉してしまうという危険なデメリットがある。 あまりの活躍っぷりに6章タイトルと引っ掛けて「輝く腕の(アガートラム)ハサン」などと呼ぶファンも(本来のアガートラムの持ち主ベディヴィエール卿も大活躍しているのだがそれはそれとして) + ... 最後に明かされた本名はハナム。かつて愛した女性の名前はサリア。 彼が翁として生きた時代に召還されたことと、ある事情からハサンとしての資格を失ったことで特異点に留まり続けることとなり、 彼女が遺した子ルシュドとボロボロになった山の民を庇護し続けることとなった。 誤解のないように言っておくと、ルシュドはサリアが聖地の家に嫁いで産んだ子であり、ハナムとの血の繋がりは無い。 彼にとっては飽くまでかつて愛した人が遺した子である。 その他のイベント 2018年夏イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』 主人公にも「ハサンさん」と呼ばれている。 謎のフォーリナーハンターXXが鎧をサバフェス会場にて起爆させ全てを破壊しようとした際に、身を挺して鎧を遠くに持って行った。 そのまま鎧の起爆に巻き込まれ、ハサンさんの挺身にジャンヌ・オルタらもしんみりとなったが… 普通に戻ってきた。 なんと「風除けの加護」のおかげで爆風も無効とのこと。 2019年正月イベント『閻魔亭繁盛記』 静謐のハサン、百貌のハサンと共に閻魔亭に来訪。 閻魔亭を楽しみにしていたが、突如現れた初代ハサンから「寝正月という“怠惰・堕落”が好きな不届き者がいるらしいな」と遠回しに注意され冷や汗をかいていた。 食事は出来ないが、おひたし程度は食べられるとのこと。 宴会で皆が芸を披露する中、初代ハサンが「首切り芸」を披露しようとするのに巻き込まれ困っていた。 妄想心音(項目編集)!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 反対意見もなかったようなので、コメント欄のリセットを行いました。 -- 名無しさん (2017-08-05 23 42 12) 劇場版HFでは普通に葛木の殺害に成功してたな しかもキャスターまで倒す大金星 -- 名無しさん (2017-10-16 16 52 55) 原作の真アサ&臓硯のキャスター陣営壊滅の手口が知りたい人は作画・タスクオーナーの漫画版Fate/stay night【HF】を読もう -- 名無しさん (2017-10-16 17 01 52) 劇場版でもさすがに神を讃える言葉は聞けなかったか -- 名無しさん (2017-10-16 17 34 28) 実はプリヤのクラスカードでも慎二が使用した場合は呪腕になる どうもアサシンのクラスカードは歴代ハサンと繋がってる設定だったらしく美遊が使用すると静謐になる -- 名無しさん (2017-10-16 18 12 34) 呪腕のハサン先生は出番少ないだけで登場すればめちゃくちゃカッコいいですよね。 -- 名無しさん (2017-11-01 18 53 24) FGOでハサン先生育ててみた。レベル65で止まるのはあまりにも惜しいので聖杯を3個使ったわ。 -- 名無しさん (2017-11-10 23 03 24) Fakeのところ、狂信者ちゃん以外に「真アサシン」がいるから紛らわしいな… -- 名無しさん (2017-12-07 16 55 37) キングハサンとfake真アサシンが出たせいでアポのアサシン対策が一気に嘘臭くなったのは草 -- 名無しさん (2018-01-05 00 03 06) ↑東出は犠牲になったのだ…… -- 名無しさん (2018-01-05 00 09 04) まあわざわざ対策されるならそんだけ厄介な相手だ、って証明でもあるんじゃないかなーと思ったり。カードゲームとかもそうだけど本当に大したことない相手なら対策なんて必要ないわけで -- 名無しさん (2018-01-15 09 17 12) すっごい今更なんだけどさ、この内容なら項目名「ハサン・サッバーハ(Fate)」 -- 名無しさん (2018-01-23 12 12 39) ↑に変えた方がよくない? -- 名無しさん (2018-01-23 12 13 20) 自画像がカエルな漫画家の人曰く「新たなドラゴンスレイヤー」 -- 名無しさん (2018-02-06 21 37 42) 完全な脇役みたいなキャラだったのに、近年の株上がりっぷりがすごい -- 名無しさん (2018-02-16 03 35 16) 劇場版でのハサン先生かっこよかったっす。 -- 名無しさん (2018-05-09 17 36 24) ぶっちゃけキングハサンのせいでFakeのアサシンの型落ち感が酷い。大層に見せてるけど、結局初代様以下なんやろ?って思っちゃうわ -- 名無しさん (2018-05-14 11 16 32) 型落ち感も何も、本来召喚すらされない無名の暗殺者とグランドクラスを比較したらそらそう見えるわというか、狂信者ちゃんは「歴代”山の翁”のザバーニーヤっぽいもの使える」ってのが持ち味だからあんな純戦闘力の塊と単純比較できないというか… -- 名無しさん (2018-05-14 14 53 16) 本気ギルとか理性ありヘラクレスとかエルキがいる聖杯戦争に参加するからには相当トンデモなのは間違いないけどな。キングハサンだってグランドじゃなく通常鯖に収まってる時は最大限よくてギルと同等かそれ以下なわけだし -- 名無しさん (2018-05-18 20 43 39) Apo世界では19人のハサン全ての手の内がバレてるらしいけど、それでも初代様の純粋な戦闘力には簡単に対処できないだろ… -- 名無しさん (2018-05-18 22 08 04) ↑グランドアサシンとして召喚したなら円卓でも袖にかけない強さだからどうにもならんが、「アサシン」として召喚したなら付け入る隙はありそうだ。 -- 名無しさん (2018-05-18 22 35 36) キャメロットの映画化するからHFに続いてまたハサン先生の活躍をアニメで拝めるんだな。 -- 名無しさん (2018-08-05 23 33 45) 風であれば“爆風”すらしのぐことが判明した風よけの加護 -- 名無しさん (2018-08-11 00 05 50) ↑5最期は首を撥ねられてるけどな。キングハサンと違って召喚に応じる所も所詮ただのハサンだなぁって -- 名無しさん (2018-09-04 10 46 53) バレンタインデーのフルボイス化が決定して真っ先に思い浮かんだのがこの人。フルボイスでアレが見れるんだぜ?やばくね? -- 名無しさん (2019-01-25 19 32 50) 結局Fakeの真アサって影剥なのかな。もしそうならステータス低めってことでギフト持ちに薙ぎ払われて負けるのも有り得る話だなあと思えるんだが -- 名無しさん (2019-12-02 15 16 34) ↑fakeの真アサシンは『山の翁』のアサシンとしての全盛期疑惑がある。キングハサンの気配遮断Aが「かつて習得した物の残滓」だったり、やたら信念信念言ってきたりする所がそれっぽいらしい -- 名無しさん (2020-02-28 04 12 34) ↑初代様だった場合、今までのハサンよりステータス低いってのが引っかかるのよね。超常的な能力差し引いても初代様は狂信者ちゃん超える白兵戦能力あると思うし -- 名無しさん (2020-03-09 15 55 48) 大剣持って今の状態になる前は気配遮断全振りだったんじゃない?気配遮断を極めるだけじゃどうにもならない場面に遭遇して、別の強さを突き詰めたとか -- 名無しさん (2020-03-10 17 13 39) 美遊過去編(アニメで言う雪下の誓い)のワカメアサシンは呪腕じゃない?違うかな? -- 名無しさん (2020-08-15 23 57 48) ↑ファンの間ではずっと呪腕と言われ続けてたけど作者が公式で否定した 実際、腕の使い方が呪腕とかけ離れてる -- 名無しさん (2020-10-28 20 20 20) 正面戦闘で弱いのは事実だが、暗殺合戦である冬木聖杯戦争において真アサは決して「弱い鯖」ではないと思うんだがなぁ。 -- 名無しさん (2022-03-06 19 06 34) ↑多分真っ当な魔術師しかマスターが居ないって条件ならかなり強クラスになりそうではある 描写された三次~五次については常にイレギュラー混ざってる上に四次でも五次でも勝ち筋であるところの暗殺をかなり縛られてる感じもあるし -- 名無しさん (2022-06-22 15 23 19) 仕事に私情を挟まない暗殺者の鑑 -- 名無しさん (2023-08-22 19 29 30) 2024年になって新たなハサンが現れるとはなぁ -- 名無しさん (2024-03-26 22 29 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sikeisyu/pages/67.html
成功に見えた大失敗。K年後の化合物。 あの日のマフラーとマスクは奪われた。 精神年齢は永遠の立ち往生。 鳴く・吠える・冒す専攻。まずは口を塞げ。 むしろそのままさよなら。 絶対境界人。鏡の定休日。残念賞。 目の輝きは現在不在のため、長時間見つめないでください。 『墓守と失敗作』登場。
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バイユーで船の中の箱まで行けないんだけど - 名無しさん 2017-05-05 21 58 13 ⬇LLHDでチチェン・イッツァの道の途中の段差を上がったらこのバグに遭遇。しばらく落ち続けたらシンクロ解除になり復帰できたけど・・・ - 名無しさん 2015-12-05 03 31 27 ずっと落ち続けるバグ見つけましたwww - ゲーマーDeSu 2014-01-06 14 08 49 バイユーでカヌーに乗って降りようと岸に近づけたら地面の中にのめり込んでカヌーが完全にしずんでいました・・・ - ゲーマーDeSu 2014-01-06 14 07 44 移動とか、死んだあとの画面でとまる。 - しんじ 2013-12-12 02 43 14 最初のop終わった瞬間画面真っ白とかなにこのゲーム - 川栄 2013-07-22 08 21 25 コンティニュー押すとタイトルに戻るどうすればいいんだー - 名無しさん 2013-03-03 22 08 28 主人公が変わるバグ見つけました - 名無しさん 2013-03-03 12 00 12 正確に言えば子供に入れ替わりました - 名無しさん 2013-03-03 12 03 07 それは - Y.Rain 2013-05-07 23 57 40 コンティニュー→タイトルバグも直らねえ。初めからやり直すしかないのか··· - 名無しさん 2013-01-10 22 06 26 パッチでデータ破損する問題修正。ってなってたが。治ってねえぞ。 - 名無しさん 2013-01-05 14 27 32 やっとクリアしたが、時間制限のミッションとかは操作性やバグのせいでかなりイライラさせるな。ストーリーも(?)ってなるし。 - 名無しさん 2012-12-28 01 26 40 正直、LL買って損したわ。据え置きは面白いのにな。 - 名無しさん 2012-12-28 09 57 56 テンプルにとって不都合な部分をはしょってるからだろうけど・・・それ抜きにしてもストーリーが意味不明な部分あるよね。発見されるな、とかのミッションで敵兵1人だから暗殺したらそこに2人いきなり沸いてミッション失敗とか - 名無しさん 2012-12-30 16 40 55 バグと言うか裏わざと言うか・・・S5開始時に交易出発→メモリー中止で交易に出てるのにそこで使った金が戻ってきてるw金が一気に増えたw - 名無しさん 2012-12-14 23 55 23 恐らくレディの隠しコスでゲーム終了すると、コンテニューできなくなる。はじめからやり直してます;; - 名無しさん 2012-12-06 22 07 38 ぱつうg - 名無し 2012-12-05 22 37 38 12パッチで、クリア後データでシングル コンティニュー Loading 最初の画面、はそのまま。セーブデータ破損で捨てられてるのか?さすがにまた最初からやるのはきついー>< - 名無しさん 2012-12-05 14 25 24 バイユーの密売人のミッションで野営地を3箇所探すってやつで、先に宝箱煙玉とか用いて無理矢理先に取っちゃうと、後のミッションでマップ付きの宝箱その3箇所のだけ取れなくなる。クリアはできたけど・・・ - 名無しさん 2012-12-04 02 14 37 12月のパッチ当てたら、帳簿でコナーの荷物にアクセスできないのが治った。他は要検証 - 名無しさん 2012-12-03 11 00 57 誤爆した。 - 名無しさん 2012-12-03 11 01 59 速報、パッチは12月 - 名無しさん 2012-11-30 23 16 31 xbox版なんですが、主人公の吹き替えが一切ないんですがこれって仕様なの?それともバグ? - 名無しさん 2012-11-30 21 35 03 シングルプレイ>コンティニュー>lodging画面>最初の画面に戻る 建物の壁にぶつかった瞬間に建物の中に埋まって、そのまま檻の中状態 再起動で巻き戻りで復帰 - 名無しさん 2012-11-25 23 08 23 貿易で、ナチェズにラムを持ってって売ると、「○○売りました」って表示されるけど、絶対に30までしか売られていない。なんなんこれ。 - 名無しさん 2012-11-25 07 11 23 同じくです。まだ7なのに~、ニューオリンズの市民E倒して映像見たら何故かマイホームの中に戻ってました。その後マルチしてコンテニューしたら何度も戻されます。 - 名無しさん 2012-11-22 21 59 48 貿易で船が港に到着しない どんなに待っても残り339 - 名無しさん 2012-11-21 02 05 14 似たもので時間が無表記で到着できない例も確認 - 名無しさん 2012-11-23 16 35 56 主人公のメスの汚いエログロマンチョが見えてしまうww - 名無しさん 2012-11-20 16 27 05 商売敵の『ラテルの商人』をDNAからやり直すと毒矢(発狂)が消えて使えなくなるのでフルシンクロ出来なくなる - 名無しさん 2012-11-19 21 01 43 ニューヨーク北地区のマップに、アイコンが表示されなくて、アサシンの協力者に会えない。弟子が仲間にできない。 - 名無しさん 2012-11-19 14 21 47 友達がクリアして何度コンティニューしてもスタート画面に戻ってしまうバグ確認。クリアしたあと、PS3のアサシンクリード3と接続後らしいです。色々試したようですが結局直らず初めからやっているらしいです。 - デバイス 2012-11-19 09 08 39 来週パッチが出るらしいからそれまで待った方がいい - 名無しさん 2012-11-22 23 01 10 おれも同じことになったわ - 名無しさん 2012-11-19 10 59 16 おれも同じことになったわ クリアしたあと普通にやめてちょっとしてからコンティニューしたら最初に戻されるから最初から始めちゃったよ…もう修正きてもやり直せない…あと宝箱だけでコンプするとこだったのに - 名無しさん 2012-11-19 11 02 15 わしもなった。PS3接続なし。ここでのはじめの報告が11/19だからVita FW 2.00は関係なしか。これからやりこむところだったのにー - 名無しさん 2012-11-21 16 06 35 同様に本日なった、ps3との接続なし。9-1のシンクロがとれなくて何度かクリアーリトライを繰り返したのちに発生。 - 名無しさん 2012-11-21 22 37 40
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【CLASS】アサシン 【マスター】空気王 【真名】笑点のピンク 【性別】男 【身長】 【体重】 【属性】 【ステータス】筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 【能力】 【保有S】 【宝具】 【特記事項】 空気脱却のために行動しているらしいが、 いまさらこいつを空気だっていう人はいないだろうな。 かがみしかり、原作から激しくキャラ崩壊しているお方
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システムとか スラッシュバック ガード方向+S+HS TGを2%消費(1%でも可) 起き上がり直後10Fは使用不可能 入力後2F以内に攻撃を受けると成功 成功後は15F間、失敗後は30F間ガード不可(スラッシュバックのみ可) 成功時、地上ガード硬直2F、空中は4Fに GG上昇とケズリ無効 TGとテンションバランスの増加 ヒットバック軽減 30F間スラッシュバックの受付時間が4Fになる GGXXACミリア 攻略 GGXXACソル 攻略 GGXXAC医者 攻略 GGXXAC紗夢 攻略 古いのはここ↓ ギルティ 攻略
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2016年4月27日にイベント「Fate/Accel Zero Order」開催と同時に追加された★4サーヴァント。ピックアップ終了後は恒常で入手可能。 ステータスはATK寄り。★4アサシン内ではHP・ATKは平均。 アサシンには珍しいA2Q2+A宝具とAが多いカード構成になっている。 アサシン共通でスター発生率が高く、特にBusterのヒット数が6、Quickは4、EXは8と非常に多く、Arts以外のカードなら安定して星を生み出せる。 Artsのヒット数が少なく他のカードのヒット数が多いのでNPが稼げるかと思いきや、N/Aが非常に低く設定されているためNP効率は寧ろ最低クラス。 Artsカードが2枚あるためAチェインによるボーナスを得たり、初段にAを置いて1stボーナスを受ける必要がある。 自身の発生させたスターを載せたブレイブチェインで、クリティカルやオーバーキルを狙っていくことがNPを素早く溜めるのに有効。 属性は混沌・悪・人。〔愛する者〕特性を持つ。 スキル 【スキル1】魔術 B CT 7-5 1Tの間Arts性能を強化する。 バフ量は最大40%だが効果時間が短いため、NP回収目的よりは宝具に合わせるかAクリティカル確定に合わせるほうが得策。 【スキル2】聖杯の寵愛 A+ CT 7-5 3Tの間、自身に無敵貫通とクリティカル威力アップを付与する。 折角出したスターが回避・無敵で無意味になる、という悲しい思いをしなくて済み、スター発生率が高いエミヤにとって相性が良い。 クリティカル威力アップは50%と高倍率。アサシンで3T持続、50%のクリティカルバフを持つのは他に刑部姫、呪腕のハサン、ランダムでシャルロット・コルデーのみと稀少。 またデメリットとして他のサーヴァントの弱体耐性を下げる効果がある。 アサシンクラスにはもともと「対魔力」のないサーヴァントが多く、 「対魔力 A」/「女神の神核 C」と相殺するほど効果幅が大きめもあり、デバフを連発するエネミーがいるときは使いづらい。 【スキル3】スケープゴート C CT 7-5 ターゲット集中1Tとスター即時獲得の複合スキル。エミヤ〔アサシン〕の目玉とも言える独自の個性。 他にスキルで他者へのターゲット集中付与可能なのは陳宮、オデュッセウス、ミス・クレーンのみ。 ダメージコントロールを容易にする非常に強力なスキルであり、使い方は多岐に及ぶ。 バーサーカーや瀕死の味方を守るだけでなく、落ち順を調整して控えのサーヴァントを出すタイミングを計る、回避持ちに付与して単体攻撃を完封する、NPを与えたい味方に付与して被弾NPを稼がせる、など様々な使い方ができる。 副次効果であるスター獲得も「直感 A」と同数であり、最大まで上げれば15個も貰えるのも嬉しいところ。 ターゲット集中が機能しない戦場でも腐らずに活用できる。 宝具「 時のある間に薔薇を摘め (クロノス・ローズ)」 Arts属性の単体宝具。 幕間の物語で威力強化が実装済みであり、スキル「魔術」で威力を底上げできるため火力は高い。そのうえ防御無視持ちかつスキルで無敵貫通も付与できるため、こちらが攻撃力ダウンや宝具威力ダウンを受けていなければ確実に直撃させられる。 A属性でヒット数が多いため、わずかながらNPのリチャージも可能(「魔術」Lv10で17%程度) 追加効果として確定でのチャージ減少とクリティカル発生率ダウンがついているため、HPが多い相手/HPゲージを複数持つ相手に有効。 チャージ減少は弱体付与ではないため確実に効果を通すことが可能。 相手の特性にかかわらず、確定でのチャージ減少効果を持つ攻撃宝具はオリオン、水着BB、シグルド、ガラテアしか存在しない。 類似効果の宝具封印状態はチャージゲージ0の相手にも効果があるが、弱体無効・弱体耐性で防がれるのに対して、 チャージ減少はチャージゲージ0の相手には意味が無く、相手のターンにチャージスキルを使われて宝具が打たれることもあるが、弱体無効・弱体耐性などで防がれることはない点が異なる。 敵宝具を回避・無敵・ターゲット集中発動中の味方に当てようとしているのにチャージ減少で無駄にしてしまった、という事故を起こさないよう注意。 総評 総合すると、星産み能力に秀でクリティカル戦術が主となる中期戦向けのサーヴァント。 NP獲得手段にさえ気を遣えば、戦闘中の事故を減らした上でエネミーを確実に始末する姿を見せてくれる。 スキルのCTも比較的短く、クリティカル威力を上げられるサーヴァントと組ませることで真価を発揮する。 2017/11/2のアップデートで幕間の物語が追加され、クリアすると宝具に防御力無視効果が追加される。 これによりエミヤ・エミヤ〔オルタ〕と合わせて、エミヤシリーズ全員が防御力無視宝具となった。 相性の良い概念礼装 NP効率が劣悪なため、宝具の使用を念頭に置く場合は場合はカレイドスコープなどの初期NP礼装が定番。 複数回の宝具を狙う場合は天の晩餐などNP獲得量アップより、プリズマコスモスやアフタヌーン・パーティーなどのNP獲得状態の方が良い。 エミヤ自身でクリティカルを狙っていきたい場合は、足どりは軽やかに、愛と希望の物語、熱砂の語らいなどのスター集中礼装がおすすめ。 相性の良いサーヴァント アタッカーと組ませる場合は、スター供給役とターゲット集中スキルの活用が役割になる。 ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕、項羽、シャーロック・ホームズなどはクリティカル威力アップ・スター集中と無敵・回避を持ち、両面において相性が良い。 自身がクリティカルアタッカーとして動くためにサポーターと組ませる場合は、Arts、クリティカル、NP、耐久面のサポートが出来るサーヴァントが良い。 耐久の定番ジャンヌ・ダルクの他、アーツクリティカルサポートの蘭陵王、女王メイヴ/セイバー、ジナコ=カリギリなど。 ターゲット集中できるため玉藻の前、アルトリア・キャスター、トーマス・エジソン、ハンス・クリスチャン・アンデルセンといった対ライダーに不利なキャスターも比較的生き延びさせやすい。 もしくは使い捨てる要領でヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのArts強化・スター大量獲得を利用する事もできる。 他には宝具を撃つ時にHPを低い状態で維持したい土方歳三、アン・ボニー&メアリー・リードなどの補佐、アンリマユの宝具発動に重ねて最大火力を狙ったり、アヴィケブロンに攻撃させてスキル3の発動タイミングを制御したり、味方の退場ペースを操作することでヘラクレスの殿運用を狙うといった使い方もできる。
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トルネコ異世界ではパンが無くなって餓死することや、焦って進んで死ぬことがけっこうあります。 そうならないために気を付けておくべきことがいくつかあるので紹介します。 6階以降で拾ったパンから先に食べる・人食いの可能性を考慮する 人食いの可能性があるのでそちらから先に食べることで、最後のパンが人食いだったということを防げます。 6階以降で拾ったパンは人食いである可能性もあるので、食糧には余裕を持っておく必要があります。 足踏み回復をなるべくしないようなプレイを心がける 足踏み回復をする→腹も減ってそのフロアの敵も増える→戦うことが多くなりまた足踏み回復する機会が増える という悪循環で余計に腹が減ってしまいます。 なのでなるべく腹を減らさないためには、HPをなるべく減らさない立ち回りをする必要があります。 具体的には、通路ダッシュをしない、飛び道具を使ってから敵を倒す、ピンチになる前にアイテムを積極的に使う、などです。 これは食料がピンチになってきたときに心がけるのは当然ですが、まだ余裕があるときから心掛けることで 腹節約になり食糧がピンチになるのを予防できます。 もちろん食糧に余裕があって、そのフロアで稼ぐつもりならそこまで意識しなくても平気です。 餓死のピンチが迫っている時の行動 (パン+現在の満腹度)が150~200くらいになったら罠チェックをやめましょう。 少しでも多くの部屋を回れることを考えましょう。 ただし、1~20階で保存の壺を持ってなくてパンを持っている時は泥罠を踏むのが怖いので罠チェック必須です。 満腹度が100を切ったらそのフロアでアイテムを6個以上拾ったり まだ行ってない部屋が遠くにある場合は、巡回が終わって無くても 階段を降りた方が良いです。 上で説明したように足踏み回復をなるべくしないようにするのはとても重要なので、 大型地雷を踏んだ時は回復の壺を使った方が良いと思います。 人食い箱をニフラムする パン類が人食いだったという事故から食糧ピンチにつながることは、けっこうあることなので 人食い箱をニフラムすることは餓死対策にとても有効です。 ですが、食糧ピンチの状態では白紙の巻物はニフラムに使わずに、もしもの場合のパンの巻物用に取っておくほうが良いと思います。 白紙の巻物をパンの巻物に使うのは、もったいないですしとても屈辱なので、そういう事態にならないように全力で防ぎましょう。
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首藤涼&アサシン ◆BATn1hMhn2 どこにでもあるような極普通の教室は、どこにでもいるような極普通の生徒たちの声に満ちていた。 昨日見たテレビに出演していた男性アイドルが格好良かっただとか、今週末までに提出しなければならない課題が終わりそうにないだとか。 周りの人間にしてみれば他愛のない、しかし本人たちにとっては何よりも重要な悲喜こもごもが、教室のあちらこちらから聞こえてくる。 この瞬間、確かに彼らは共有していた。口にするのも小っ恥ずかしい――皆が言うところの、青春という時間を。 だが――その中に、周囲の姦しさから切り離され、一人異彩を放つ少女の姿があった。 色素の薄い髪色が見る者の目を引くその少女は、詰将棋の問題が載った雑誌をただ眺めているだけだというのに、他の生徒たちとは一線を画すほどの存在感を持っている。 白髪の間から覗かせる怜悧な瞳の中には知性の光が満ちており、佇まい一つ取っても高貴な出自を連想させる、その少女の名は、首藤涼という。 黙々と詰めまでの手順を模索する涼の耳朶を打ったのは、彼女から少しばかり離れたところで笑い合っていた少女たちの会話だった。 教室に溢れている無数の会話の中から、それが涼の耳に届いたのは何故だったのか―― ともすれば教室の喧騒に紛れて消えてしまいそうな、少しトーンを落とした声は、こう言った。 「……そういえば、『死神』の噂って知ってる?」 ――ん? と、涼は談笑を続けるクラスメイトたちへと顔を向けた。 しかし、涼の視線が自分たちに向けられていることに気づいた途端、級友の少女たちはバツが悪そうに更に声を小さくする。 (……そう怖がらずともよかろうにのう。いくらワシといえども、あからさまにそんな態度を取られると傷つくというに) ふぅ、と小さな息をついたが、涼の中には既に諦めに似た感情もあった。 その諦めは苦笑となって涼の表情に現れる。 クラスメイトといっても、彼女たちと涼の関係は、そう深いものではない。 涼はつい先日、このクラスに転入してきたばかりの身だからだ。 些かばかり浮世離れした涼の物腰が年頃の女子学生たちには奇異なものに見えたのか、未だに親しくなった人物もいない。 ……いや、一人だけ、友人とまではいかないが、友好的な関係を築けている人物がいたことを思い出す。 教室の異分子として周囲から完全に浮いてしまった涼に対して、今でも朝と夕の挨拶だけは欠かさない隣の席の少女がそれだ。 部活動もやっていないようなのに、小柄な身体に似つかわしくない大きなスポーツバッグをいつも肩にかけている姿が印象的だった。 といっても、たとえ友人の一人すら出来なかったとしても涼は大して気にはしなかっただろう。 なんせ、涼がこの学校に転入してきたのは、とある目的を果たすためなのだから。 その目的とは―――― ………………? 「う、ううう――?」 首藤涼は、背中に冷たいものが走るのを感じていた。 思い出せないのだ。自分がどうしてこの学校へとやってきたのか。 こんなところで学生の真似事をしているのは、いったい何のためだったのか。 重く冷たい扉が、その記憶に繋がるはずの道を塞いでしまっている。 直感した。この記憶の欠落を埋め直すためには、固く閉ざされた記憶の扉を開く鍵が必要なのだと。 (鍵は――どこにある――――?) 胸の内の不安が外に溢れ出ようとするのを感じながら、それでもそれをおくびにも出さず、涼は思案する。 そもそも、涼は今の今まで一度も自分の目的と行動について疑問を持つことがなかった。 それについて考えようとすることさえなく、流されるように学生の真似事をして、無為な時間を過ごしてきたわけだ。 今はそのことに気付いた分だけ、鍵に一歩近づいていると言えるだろう。 思い出さなければならない。その一歩のきっかけが、いったい何だったのかを。 必死に思考を巡らす涼の耳に、またも級友の声が聞こえてくる。 話を進めるうちに興が乗ってきたのか、先ほど落としたはずの声量が、再び上がってきていた。 会話の全容までは聞こえない。だが、言葉の端々に登場する不穏なその単語が、涼の中の何かに、触れた。 「それで、その『死神』がね――」 死神――その単語を聞いた瞬間、涼の心臓がどくんと大きく鼓動した。 逸る気持ちを抑えながら、涼は死神の噂をする少女たちのところへと歩を進める。 涼の接近に気付いた少女たちは、あからさまに身を固くした。 「な、何か用ですか……?」 「そう縮こまらずともよい。ワシはただ、今話していた噂とやらを聞きたいだけじゃ」 少女たちは顔を見合わせ、涼に秘密の噂話を聞かせてもいいものか、目配せだけで相談する。 誰それが誰のことを好きだとか、そういう身近な、身内以外には絶対に聞かせたくない話の類でもない。 死神だなんて非常識もいいところの与太話ならば、別に話してしまっても問題ないだろう――そう判断した少女たちは、涼が会話の一員となることを承諾した。 曰く――死神は、実在する。 おとぎ話にあるような、ドクロが大鎌を持ったようなテンプレートな存在ではないという。 だが、年齢も性別も不明なのだ。なぜならソイツは死神だから。見たものに死を運ぶ存在だから。 ここまでならば非常に陳腐な話だ。 古来よりその手の怪談は両の手足指を全て使っても数えきれないほど伝わってきている。 先ほど感じた予感めいたものは気のせいだったのかと涼が落胆しかけたとき――だけど、と、少女は言葉を継いだ。 「その死神は、誰でも殺すっていうわけじゃないの」 「ほう? ならば、その死神はいったいどんな人間を殺すというのかのう?」 「死神が殺すのはね――『人生で、一番美しい瞬間を生きている人』なの」 その言葉を聞いた瞬間。涼の心の奥底に気泡のような何かが生まれ、たちまちのうちにそれはぼこりと浮き上がった。 浮かび上がったそれは――涼の記憶を阻害していた扉を、一瞬の内に壊してしまう。 涼が扉の向こう側へ行くまでもなく、閉じ込められていた記憶は堰を切ったように溢れだしてくる。 「……すまんの、急用を思い出した」 「え、あ……! 首藤さん、もう次の授業始まっちゃうよ」 少女たちの呼びかけも虚しく、首藤涼は振り向くことさえせずに教室を出て行った。 残された少女たちは難しい顔をしながら、 「……私たち、もしかしてなんかマズいこと言っちゃった?」 「うーん、やっぱり首藤さん難しいわー」 「……あれれ、いなくなったの、首藤さんだけじゃないみたいよ」 少女が指差したのは、首藤涼の隣の席。 ロッカー棚を見てみれば、彼女の代名詞といっても過言ではない身の丈に合わない大きなスポーツバッグ――確かメーカーはスポルディングだったか――も、なくなっている。 「うん? もしかして……二人で秘密の逢引きってやつ?」 「確かに首藤さん、すっごい美形だからねぇ……そういうの似合うかも」 きゃー! と、嬌声を上げる少女たち。 当の本人たちがいないのをいいことに、あれやこれやと耽美な空想を口にしてはきゃっきゃとはしゃいでいる。 「そういえばさ、首藤さんに大事なところ言い忘れちゃったなぁ」 「なになに?」 「いったい誰が呼び始めたのか、どうしてそうなったのかは知らないんだけど――死神にはね、名前があるの」 その死神の名前はね―― そのとき、少女の声をかき消すように校舎中にチャイムの音が響いた。 殆ど同時に教室に入ってきた教師が、授業開始の号令を指示する。 教室からいなくなった二人の少女のことを気にする者は、誰もいなくなっていた。 ◇ びゅうびゅうと、心地の良い風が吹いていた。 校舎の屋上の柵にもたれかかった首藤涼は、現界した己のサーヴァント――アサシンへと言葉を放つ。 「どうやら、随分とギリギリだったようじゃのう」 もしもあと一日でも記憶を取り戻すのが遅れていれば、首藤涼の記憶は永遠に埋没したまま、NPCとして一生涯を過ごしていただろう。 ここまで遅れを見せてしまったのは、涼が聖杯に祈る願いが他のマスターのそれと比べて希薄だったことも一因であるのかもしれない。 元々、自発的に聖杯を望んだわけではなかった。たまたま手に入れた欠片が、涼のかねてからの願いに反応した、いわば巻き込まれた形での参加だからだ。 だが――その過程がどうであったとしても、マスターとして目覚めた以上は首藤涼と他のマスターの立場には何の違いもない。 「よろしくお願いするよ、マスター」 アサシンはぶかぶかの黒いマントをたなびかせ、筒のような奇妙な帽子をかぶっていた。 これから聖杯戦争という死地へ赴くというのに、男なのか女なのか分からない中性的な声音からは何の気負いも感じられない。 もっとも、気負いが感じられないのはマスターのほうも同じだった。 「随分とのんびりとしているようだけれど、マスターの願いはいったい何なのかな? やる気はあるのかい?」 アサシンは随分と奇妙な表情をしながら、涼へと質問を投げかける。 涼は、ふふと小さく笑って、 「――黒薔薇の花言葉を知っておるか?」 アサシンは沈黙をもって答えとした。 「黒薔薇の花言葉は――『彼に永遠の死を』」 「殺して欲しい人がいるのかい?」 「他力本願は極力しない主義での。殺したい相手がいるなら、誰かの手を借りずとも自分でやるとも。 こう見えて、本職は学生ではなく暗殺者じゃ」 「ひゅう、美少女暗殺者だったのか」 「うむ、美をつけてくれるあたり分かっとるのう」 アサシンの見え見えの世辞に気を良くしたのか、涼は破顔した。 だが、その表情はすぐに物憂げなものに変わる。 「ワシが求めているのはな――ワシ自身の死じゃ」 涼はそこで言葉を切ると、一拍置いてから改めてアサシンへ質問を投げかけた。 「ワシは、幾つに見える?」 アサシンは肩をすくめると、 「そうだね。十代後半……少なくとも、成人はしていない。そういう風に、君は見える。見える範囲ではね」 「その口振りでは凡その事は分かっておるようじゃの。主従の契りを結んだからか、それがおぬしの能力なのか…… 何はともあれ、そこまで分かってくれているなら話は早い」 首藤涼の身体は、ハイランダー症候群という病に侵されている。 その症状は、不老と長命。年端もいかぬ少女に見える涼は、その実のところ、外見の幾倍もの年月を生きている。 永い年月は、涼に多くの別れをもたらした。誰も彼もが涼を置いて、先にいってしまった。 「もう、十分に生きた。嬉しきことはそうも増えず、悲しきことを忘れるのは難しい。 そろそろワシも、人並みの死というやつが恋しくなってきての」 ふうん……と、アサシンは納得したように頷く。 「しかし――聖杯というのは、思っていたよりも融通の効かんやつのようじゃの。 一見都合の良い組み合わせのようじゃが、決定的なところでズレておる。 のう……『人生で一番美しい瞬間に殺してくれる』という『死神』よ」 死を望む主と、死をもたらす従者。 だが――二者が噛み合うことは、ないのだ。 主が望むのは、自然の摂理のままに老い、朽ちていく死。 従者がもたらすのは、美しい瞬間を、美しいまま切り取る死。 「とはいえこの歪さも趣きというものか。こちらこそ、よろしく頼むアサシンよ」 いや――確か、このサーヴァントの名は。首藤涼に与えられていた仮初めの記憶の中で、隣席に座っていた少女の名は。 「宮下藤花、でよかったか?」 「いいや、それはぼくを指す名前としては相応しくない。ぼくは自動的に浮かび上がってきた存在であって、宮下藤花ではないからね。 ぼくのことは――」 ◇ その死神の名前はね―― ◇ 「ブギーポップ(不気味な泡)と呼んでくれ」 ◇ ――宮下藤花が意識を取り戻したとき、彼女は自分がどうしてこんなシチュエーションに陥っているのか全く理解が及ばなかった。 ここはどうやら屋上らしい。愛用しているスポルディングのバッグを何故か持って、屋上に立っている。 ここまではまだ理解の範疇だ。だが、目の前には―― 「首藤さん?」 つい先日やってきたばかりの、転校生がいた。 藤花が目をぱちくりさせて驚いているのがそんなに面白いのか、腹を抱えて笑っている。 「も、もう! そんなに笑わなくたって――」 (……あ、あれ。そういえば……首藤さんがこんなに笑ってるの……初めて見る気がする) 首藤涼には、どこか近寄りがたい雰囲気を感じていた。 だけど、こうやって笑っている彼女は、とても親しみやすい存在のように感じられる。 「あの……首藤さん、どうして私たち、こんなところにいるんですか?」 まだ笑い続ける涼は、目尻に浮かんできた涙を拭いながら藤花の質問に答える。 「ああ、ワシが呼んだからじゃの。ちょいと、頼みがあってな」 「えっ、私にですか?」 自慢ではないが、宮下藤花には自分はあまり出来のいい人間ではないという自負があった。 勉強も運動も人並み程度で、取り立てて特筆すべき特技や技能があるわけでもない。 そんな自分が、見るからに完全無欠の美少女然としている首藤涼に何かを頼まれるだなんてことが、あるのだろうか。 「うむ。用件の半分はもう終わったようなものだがのう」 「え……すいません。なんだか私、ぼーっとしてたみたいで頼みごとっていうのが何だったのか……」 「もう伝わるべきところに伝わったようだから気にせぬともよい。 だが、そうじゃのう。せっかくだから宮下にも一つ、頼みをしておこうか」 いつの間にこんな時間になっていたのだろうか。 太陽は随分と低い位置に動いてしまっていて、その光は茜色に変わっていた。 夕日に照らされながら学校の屋上に佇む首藤涼という絵面は、まるで一枚の絵画のように美しくて―― 「――ワシと、友達になってほしい」 差し出された右手を握り返す以外の選択肢は、そのときの宮下藤花には浮かんでこなかった。 【クラス】 アサシン 【真名】 ブギーポップ(宮下藤花)@ブギーポップシリーズ 【パラメーター】 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具B 【属性】 混沌・善 【保有スキル】 気配遮断:A アサシンではなく宮下藤花として行動することで、サーヴァントとしての気配を完全に隠蔽することが出来る。 しかし宮下藤花はNPCと同等の能力しか持たないため、戦闘に有用なスキルとはならない。 対魔力:C 精神汚染系の魔術に対する強い耐性を持つ。反面、物理的耐性はダメージを僅かに軽減するに留まる。 世界の敵の敵:B 世界の持つ可能性を閉ざす危険を持つ存在、世界の敵であるかどうかを判別する。 能力の強大さと意志の方向性の二つが世界の敵であるかどうかの判定基準であり、後述する宝具の使用条件に関わってくる。 【宝具】 『自動的に浮かび上がる不気味な泡(ニュルンベルクのマイスタージンガー)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1 世界の危機に関わる異変を察知したとき、ニュルンベルクのマイスタージンガーを口笛で吹きながら不気味な泡は浮かび上がる。 前述のスキル判定によって世界の敵と見做された存在を相手にするとき、アサシンの全パラメーターは一段階上昇する。 世界の敵を葬ってきた死神としての伝承が宝具となったものである。 【weapon】 『鋼線』 鋼鉄製のワイヤーである。特別な謂れはないが、死神の振るう鎌のごとく多くの世界の敵を屠ってきた。 『スポルディングのバッグ』 スポルディング社製のスポーツバッグ。黒いマントや筒状の帽子といったブギーポップの衣装は、普段この中に入っている。 【人物背景】 宮下藤花はごくごく一般的な女子高生である。素直で明るく、友達にも恵まれ、上級生の彼氏もいる。 だが、世界の危機に関わる異変が起きたとき、宮下藤花の中からブギーポップ――つまり彼女の別人格が浮かび上がる。 ブギーポップとしての彼女は強力な戦闘能力を有し、人間の限界を大きく超えた身体能力を有する存在や戦闘用に改造された合成人間だったとしても圧倒することが可能。 また、女子高生の間でだけ噂されている都市伝説『その人が一番美しいときに、それ以上醜くなる前に殺す死神』の正体でもある。 宮下藤花は自分がブギーポップになっている間の記憶を持っておらず、欠落した部分の記憶は藤花の中では整合性の取れた記憶として改変されている。 そのため、藤花自身は自分がブギーポップであるということを知らない。 【サーヴァントとしての願い】 自動的な存在であるため聖杯に対して能動的な望みを持たない。 強いていえば聖杯という強大な力を得ることによって世界の敵となる可能性を持つ存在を抹消することが願いといえるだろう。 【基本戦術、方針、運用法】 戦闘においては正面からの武力行使よりも相手の心理の弱点をつくことが多い。 世界の敵に対して容赦はしないが、能力、あるいは意志の変化によって世界の敵足り得なくなった場合、命までは取らないこともある。 【マスター】 首藤涼@悪魔のリドル(アニメ) 【参加方法】 詳細は不明。強く願ったわけではなく、半ば巻き込まれる形での参加。 【マスターとしての願い】 普通に年を取って死ぬこと。 【weapon】 特になし。原作において爆弾付き首輪を武器として使ったことがあったが、涼自身に製作技術があるかは不明。 【能力・技能】 不老・長命(ハイランダー症候群に起因するもの) 暗殺者であるが、詳しい手口や能力は(少なくともアニメ放送では)不明。 【人物背景】 白髪が特徴的な少女。達観した性格や特徴的な口調(一人称がワシ、語尾にじゃをつけるなど)が目立ち、精神年齢は相当高い様子。 彼女はハイランダー症候群という不老・長命の病にかかっており、実際はかなりの高齢(少なくとも100歳以上)。 原作では暗殺の報酬として「普通に年を取って死ぬこと」を希望しており、自らの不老・長命を好ましく思っていないようだ。 しかし確実に暗殺を成功させることが出来る場面で敢えてゲームを仕掛けたりと、自らの願いに強い執着はないようである。 (希望を叶える方法が「全世界の高名な医師に研究を進めてもらい治療法を見つける」という不確実な方法だったために本気にならなかったという説もあるが、あくまで考察の一つ。) 過去に一つ年下の大切な男性がいたが、いつまでも年を取らない涼と段々と老いていく男性は最終的に離れてしまうことになる。 別れから数十年経った今でもその男性の誕生日を重要なパスワードとして設定したり、未練は完全に断ち切れていないようだ。 【方針】 強い願いではないため、積極的に優勝を狙うかは不明。